カメラマンの渡部サミーと言います。
実は結婚式を一番良く観ているのはフォトグラファーだったりします。
僕がファインダー越しに観た結婚式のコツをこれから結婚する二人に届けられたら幸いです。
質問にも答えて行きたいと思います。
みんなでいい結婚式を創って行きましょう。
2011年4月21日木曜日
2011年4月20日水曜日
結婚式の準備を二人でする理由
どんなものでも見る方向が違えば違うものが見えてくるものだ。
友達が花嫁のベールを持って歩いているシーン。
それはそれで奇麗だが、アングルを変えるとまた違った趣の写真が撮れる。
どちらが良いと言う事ではない。
物事には常に多面性が隠れていると言う事だ。
一つ撮って満足するのでは無く、いろいろ撮ってそれでも満足しない者だけが高みに行けるのだ。
そうゆうフォトグラファーを是非見つけてもらいたい。
ホームドクターならぬホームフォトグラファーがいてもいいと思う。
結婚式も常に多方向からアプローチするとより完成度が高くなるはず。
そうゆう意味でちゃんと二人で準備をしてもらいたい。
その為に二人いるのだから。
2011年4月17日日曜日
結婚式の写真はたった一枚にも手を抜かない
タクシーでの移動の場合、フォトグラファーは助手席に乗る事になる。
タクシーの助手席は狭い。
フォトグラファー諸君は普段からダイエットを心掛ける事をお進めする。
普通では無い体制でカメラを構えシャッタスピードに気を付けてもまだ写真は撮れない。
障害物が多すぎる。
シートのヘッドレスト、運転席と後席を隔てるアクリル板。
色んな物が邪魔をする。
正直ファインダーを覗いて撮るには限界がある。
フォーカスをマニュアルにし距離を憶測で測りシートとシートの間から経験と感で撮影する。
そうやってやっと普通の写真が撮れるのだ。
写真を撮りながらも普通に話しかける事により閉鎖空間でも緊張感を与えない。
そして表情を引き出す。
たった一枚の写真にも結構苦労してたりする。
2011年4月16日土曜日
挙式の後の写真タイムも何でも撮れる訳ではない
挙式が終わると大体撮影タイムに突入する事が多い。
ここでの写真は主に親や友人との集合写真がメインだ。
フラワーシャワーやブーケトス等もこの時間帯になる。
もし二人写真が欲しければ前もって会場側に相談する必要がある。
おかしな事に、自分たちの結婚式で自分たちがお金を払っているのに、当日二人の自由になる事は殆ど無い。
前日までにキッチリ何もかも決めておかなくてはならないのだが、何が起こるか分からないのに難しい話だ。
会場担当やメイクさんやカメラマンと仲良くなる事は当日の不自由さを補う意味でも必要になって来る。
僕たちもただ写真を撮るだけが仕事ではない、二人の心のケアが最大の仕事なのだ。
可能な限りの要望を叶える為に何が出来るかを常に考えている。
2011年4月14日木曜日
チャペル式の写真4(結婚式のお金の掛け方)
結婚式はとどのつまり財布との相談だ。
どんな人でも結婚式に出せるお金は決まっている。
百万円か一千万円か一億円か、人によって違いはあれど、それらをどう配分するかは基本的には同じ作業だ。
陥り易い罠としては均等に減らしてしまうパターンだろう。
全てが中途半端になって結局誰の心にも残らない可能性がある。
僕が言いたいのは、お金を賭ければいいものが出来ると言う事ではない。
心構えの問題だ。
「とりあえずみんな一番安いやつで」みたいな考えでは想いは届かない。
自分にとって何が大事で何が削れるのか?
その辺のこだわりを固めておく必要があると言いたいのだ。
強い気持ちは形になって現れやすい。
特に結婚式はそうだろう。
2011年4月13日水曜日
チャペル式の写真3(結婚式の味方)
それは確かに自由に撮れた方がいい。
全てのプロと呼ばれるカメラマンが本当の意味でプロで、自分の行動をわきまえ雰囲気を壊さず、目立たず、最高の技術と礼儀を持ってして挙式に臨むのなら、おそらくこんなに規制は厳しくならなかっただろう。
残念ながらそうではない現実がウェディング業界にはある。
写真に限らずムービーや花やドレスに料理、会場に至るまで落とし穴は無数に存在する。
一つの罠にもかからずゴールする事など不可能と言っていいだろう。
それでも「楽しかった」「やって良かった」そう思えるのはマイナスを打ち消すほどの人の想いがあるからだ。
罠だらけの戦場でたった一人の味方が戦局を変える。
そんな味方を見付ける事が出来たら結婚式は大成功だろう。
2011年4月11日月曜日
2011年4月10日日曜日
2011年4月8日金曜日
結婚式(男と女)
扉を開けると、そこには小さい頃から想い描いていた結婚式のカタチがある・・・
と女性は思っているのかも知れない。
僕が15年前に結婚した時は、結婚式と言うものに特に思い入れはなかった。
夢も無かったし理想も無かった。
そもそも結婚式の意味がよく解らなかった。
「婚姻届じゃダメなの?」口には出さなかったが、ずっとそう思っていた。
ただ彼女の好きにしてあげたかったし、親も喜ぶのかなぁ〜ぐらいに考えていた。
きっとほとんどの男性は少なからずそうなんじゃないかと思う。
男性と女性とでは生きて来た道が違うし、そもそも生物として違う様な気もする。
でも、
お互いに無い部分を補い合うから二人必要で、
だから、もし片方が結婚式をしたいならやはりやるべきなのだ。
僕は1400組の撮影の中で結婚式をして後悔した人をまだ見た事が無い。
もちろんその中には僕も含まれている。
「結婚式はいいものだ」と言うのを僕の経験が物語っている。
2011年4月7日木曜日
2011年4月6日水曜日
2011年4月3日日曜日
神前式
チャペル式だから神前式だからと撮り方は変わらない。
撮れるものを撮れる様に最善の選択肢を選んで撮るだけだ。
昔は大きな組織の中で神前式用の撮り方なるものを強要された時もあったが、
結論から言えばそれも間違いではない。
そもそも写真に正解があるのかさえ疑問だ。
写真を見た二人の心の中にしかその答えは無い様に思う。
だから僕は写真を撮る前に二人を知ろうと努力する。
結果、チャペル式用でも神前式用でも無く二人用の撮り方になるのだ。
今の僕にはそれが正解。
それを正解だと思う人が僕のお客。
押し付けでは無く自然な形でその流れが出来れば理想的。
ただ一つ、挙式はゆっくり動くと良く写るのを覚えておいてほしい。
2011年4月1日金曜日
挙式の5分前(結婚式を楽しむ)
まさにこれから挙式に向かおうとする姿は、緊張感と不安と希望といろんな感情の中、独特の雰囲気がある。
僕はこの緊張感が好きだ。
この瞬間にはいつも自分の中の何かがピンと張りつめる。
グランドキャニオンの淵に立って地平線を見た時の感情に似ている気がする。
結婚式には人生が詰まっている。
緊張感や不安、心配事、睡魔や空腹、はずかしさやイラっとする事、感動や涙。
いろんなものが押し寄せる。
それでもやっぱり二人には楽しんでいてもらいたいと思う。
喜怒哀楽の中で一番大切な感情は楽だ。
一番最後に楽があるのは、最終的に楽しめれば全て良し、と言う事だと勝手に思っている。
僕たちフォトグラファーはいろんなものを撮る。
緊張する横顔、食べる花嫁、笑う母、泣く父、騒ぐ友人、虫、たまに新郎。
そんな写真を通して『楽しい』の一言を伝えられたら大成功だ。
結婚式には人生が詰まっている。
結婚式を楽しめる人は、人生も楽しめる。
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