カメラマンの渡部サミーと言います。
実は結婚式を一番良く観ているのはフォトグラファーだったりします。
僕がファインダー越しに観た結婚式のコツをこれから結婚する二人に届けられたら幸いです。
質問にも答えて行きたいと思います。
みんなでいい結婚式を創って行きましょう。

2012年4月21日土曜日

雨の結婚式

結婚式を控えている人たちは、当日の天気がとても気になる
至極当然だ僕だって気になる
だからと言って
雨だったらどうしようと悩む必要は無い
雨は降る、風も吹く、時には雪だって降る
人は自然の理には逆立ちしても勝てない
なら、どうやって受け入れるかが結婚式を楽しむポイントになる
僕はあくまでもカメラマンなので写真的に物事を判断するが
僕の中の結論を言えば
『晴れには晴れの、雨には雨のドラマがある』
雨の日にしか撮れない写真がある
ならば、雨が降ったらラッキーぐらいに考える
そうすると案外晴れたりするものだ
そんな時は逆に晴れてがっかりしたりするのだが・・・

実際大切な人たちの前で幸せを誓うのに天気がどれほどの意味を持つのか
初心を思い出してもらいたい
雨が降ったところでせいぜい写真に傘が写り込むぐらいのものなのだ


雨が降っても写真的にはあまり困らない
撮れるものを撮るだけだ

むしろ雨の登場シーンはドラマチックだ
二人の距離が近いのがいい

雨が降ってもひさしの下にウェルカムボードはおける
ならば写真だって撮れる

室内に天気は全く関係ない
結婚式の9割以上の時間は室内で過ごす

雨が止んだスキに無理矢理撮影
この一枚を撮って速攻退散
写真的には何の問題も無い

雨が降ったり止んだり
止んだ時に撮れるものは沢山ある

同じく室内に天気は関係ない

外を背景にひさしの下で撮影
むしろ時間を短縮出来る分表情に気を配れる

同じ場所でアングル違い
雨に何の問題があろう?

雨がしのげる場所さえあれば撮影は出来る
大事なのはむしろ表情だ

これは雨にしか撮れない典型
撮る方も撮られる方もずぶ濡れだが
その価値はあると信じたい

これも雨にしか撮れない写真
日本人はどうしても歩いて移動する時に距離が離れてしまう
雨は二人の距離を縮めてくれる

室内で二人の距離が近いのは階段ぐらい

外国人は普通に手を繋ぐ
見習ってほしいところだ

雨はいつか止む

雨の日は人出が少ない
外観を撮るにはいい日だ

雨が銀の糸の様
たった一つのアクセントが写真を変える

雨が世界をオブラートの様に包み込む
僕はこの空気感が好きだ

こんな天変地異があったとしても
想像してもらいたい
ここにウェディングドレスを着た女性が佇む姿を
きっと芸術だ
命の保証は出来ないが・・・

もう一度言う
晴れには晴れの雨には雨のドラマがある
僕はただその場の空気感を撮るだけだ

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