カメラマンの渡部サミーと言います。
実は結婚式を一番良く観ているのはフォトグラファーだったりします。
僕がファインダー越しに観た結婚式のコツをこれから結婚する二人に届けられたら幸いです。
質問にも答えて行きたいと思います。
みんなでいい結婚式を創って行きましょう。

2018年4月1日日曜日

『結婚式を撮る』と言う仕事

結婚式を撮るのはかなり楽しい。しかし、継続的に仕事としてするのは、かなり骨が折れる。
これは僕の経験での話だが、結婚式スナップの平均的な所要時間は、メイクから撮影をスタートしてだいたい8時間くらい。
その間のトイレ休憩は無い。 もちろん食事をする時間も無い。ペットボトルとウィダーインゼリーが頼みの綱だ。 
僕の場合はカメラマン完全指名なので、風邪をひいたり、体調を崩して休む事は許されない。 

飲み過ぎや食べ過ぎや緊張でお腹を壊す事も出来ない。そもそもトイレに行く時間は無いのだ。
それがとめどなく毎週末ずっと続いて行く。 
子供の運動会や、土日の家族旅行も一緒に行くのは難しい。 撮影に限らず、結婚式を仕事にしている人に土日休みはない。 
朝の5時に起き、家族がまだ寝ているうちに家を出て、何時間も駆け回り、週末の子供とのデートも、たまにある同窓会も
土日休みの友達とのキャンプも無い。結婚式を仕事にするとはそう言うことなのだ。 
更にカメラマンだと、重いカメラを2台持ち、休憩も無く、トイレにも行けず、ただひたすらに良い写真を追い求める事になる。
1/30秒の表情を 1/500秒の瞬間を 窓からの逆光の中、ロウソクの灯りの中、常に探している。 緊張が8時間ずっと続く。 
しかも、失敗は決して許されない。 撮れませんでした、は通用しないのだ。
時間は巻き戻せない。 600万円かけた結婚式が素晴らしいものになるか、忘れたいものになるかは、全て写真にかかっている。 
責任は重大だ。
重いカメラを何台も持ち、後ろに目を持ち、常にアンテナを張り、360度気を配り、瞬間を逃さず、
0.5秒で最適なシャッタースピードと露出を弾き出し、小粋なトークで新郎新婦を和ませる。 それが8時間ずっと続く。
結婚式のスナップカメラマンとはそう言う仕事だ。胃が痛くなる仕事だ。ポッと出のアルバイトに勤まる仕事のはずがない。
おそらく、世界で最もハードで最も難しい仕事の一つに分類されるだろうと、個人的には思っている。
どの仕事でもそうだと思う。 己を高め仕事の質を上げようとすればするほど、道はより狭く、より急に、より険しくなっていく。
その難しさがたまらなく面白いのだ。 
ある意味、結婚式のスナップカメラマンとは、そんな自虐を楽しむ人種にしか務まらない仕事なのかも知れない。
それでも結婚式の写真を仕事にしたい人に、僕はガンバレとは言わない。 あまりにもイバラの道過ぎて、かける言葉が見つからない。笑 
10年だ。10年間、ただひたすらに上だけを見て精進したら、もしかしたらスタートラインに辿り着けるかもしれない。 
日々の積み重ねでしか結果は出せず、結局その成果も自己満足以外の何物でもない。 
そもそも結婚式の写真は一発勝負なので比べるものがない。 撮ったものが全てだから、お客さんもそれで満足する以外ない。 
それに、これから結婚式を迎える二人は準備が忙しくて、カメラマンの腕の良し悪しの区別などそれほど気にするものではない。
最終的には、カメラマンがどれだけストイックに上を目指せるか、 それしかないのだ。
思っているよりも、ずっと地味で、ずっとハードで、ずっと孤独な仕事だ。

それでも、自分が撮った写真に自分が納得した瞬間、それを見た花嫁さんの目が輝いた瞬間、ありがとうの言葉をもらった瞬間、この仕事をしていて良かったと思う。
そう、僕にとって、結婚式を撮るのはやはり楽しいことなのだ。



2016年12月26日月曜日

撮影におけるロケーションの意味


写真の打合せの中で

どこで撮ったらいいですか?
どこが絵になるかなぁ?
下見とかはしますか?

そんな言葉をよく耳にします

結論から言えば
どこで撮っても絵になるし
下見にも行きません
当日行ってパッと2秒見れば
どこで撮ったら素敵な写真になるかすぐ分かるのです

だって
プロですから 笑

逆に
2秒でロケーションを見つけられないカメラマンには
修行して出直して来なさい
そう言ってあげましょう



正直場所はどこでもいいのです
どこで撮っても切り取り方次第で
素敵な写真になるのです


民家の裏庭の荒れ地


用賀駅


普通のエスカレーター


去年まで田んぼだったが、今は荒れ地



場所はどこでもいい
だって

場所を撮っているのではなく
人を撮っているのだから

2012年4月21日土曜日

雨の結婚式

結婚式を控えている人たちは、当日の天気がとても気になる
至極当然だ僕だって気になる
だからと言って
雨だったらどうしようと悩む必要は無い
雨は降る、風も吹く、時には雪だって降る
人は自然の理には逆立ちしても勝てない
なら、どうやって受け入れるかが結婚式を楽しむポイントになる
僕はあくまでもカメラマンなので写真的に物事を判断するが
僕の中の結論を言えば
『晴れには晴れの、雨には雨のドラマがある』
雨の日にしか撮れない写真がある
ならば、雨が降ったらラッキーぐらいに考える
そうすると案外晴れたりするものだ
そんな時は逆に晴れてがっかりしたりするのだが・・・

実際大切な人たちの前で幸せを誓うのに天気がどれほどの意味を持つのか
初心を思い出してもらいたい
雨が降ったところでせいぜい写真に傘が写り込むぐらいのものなのだ


雨が降っても写真的にはあまり困らない
撮れるものを撮るだけだ

むしろ雨の登場シーンはドラマチックだ
二人の距離が近いのがいい

雨が降ってもひさしの下にウェルカムボードはおける
ならば写真だって撮れる

室内に天気は全く関係ない
結婚式の9割以上の時間は室内で過ごす

雨が止んだスキに無理矢理撮影
この一枚を撮って速攻退散
写真的には何の問題も無い

雨が降ったり止んだり
止んだ時に撮れるものは沢山ある

同じく室内に天気は関係ない

外を背景にひさしの下で撮影
むしろ時間を短縮出来る分表情に気を配れる

同じ場所でアングル違い
雨に何の問題があろう?

雨がしのげる場所さえあれば撮影は出来る
大事なのはむしろ表情だ

これは雨にしか撮れない典型
撮る方も撮られる方もずぶ濡れだが
その価値はあると信じたい

これも雨にしか撮れない写真
日本人はどうしても歩いて移動する時に距離が離れてしまう
雨は二人の距離を縮めてくれる

室内で二人の距離が近いのは階段ぐらい

外国人は普通に手を繋ぐ
見習ってほしいところだ

雨はいつか止む

雨の日は人出が少ない
外観を撮るにはいい日だ

雨が銀の糸の様
たった一つのアクセントが写真を変える

雨が世界をオブラートの様に包み込む
僕はこの空気感が好きだ

こんな天変地異があったとしても
想像してもらいたい
ここにウェディングドレスを着た女性が佇む姿を
きっと芸術だ
命の保証は出来ないが・・・

もう一度言う
晴れには晴れの雨には雨のドラマがある
僕はただその場の空気感を撮るだけだ

2012年4月10日火曜日

子連れ結婚式のススメ 2

結婚式を撮る立場からの意見としては
子供がいるだけで期待値は上がる
色んなハプニングを期待出来るし
いるだけで場の空気が和む
挙式にも笑顔が出るし
何より撮っていて楽しい
楽しい場を楽しく撮るだけで
写真はいいものになる
それは結果として
結婚式がいいものだったと言う事になる
子供は結婚式を3倍ぐらいパワーアップさせる
そして
人生を5倍ぐらい素敵にしてくれる
















子供万歳!

2012年4月8日日曜日

子連れ結婚式のススメ 1

子供を連れての結婚式は準備も大変だろうし
当日も心配事がいっぱいだ
だからといって
子供を理由に結婚式を諦めないでほしい
子供と一緒の結婚式は単純計算でも1.5倍感動する
楽しさも1.5倍増し
子供が親の結婚式に立ち会える事の奇跡
そして
子供の前で愛を誓う事の意味
いろいろあるが
やはり親と子供は一緒にいるのが自然なのだ
そこに子供がいるのなら
一緒に結婚式をすれば良い













つづく